地図記号は多彩な地図作成に不可欠
地図の作成に密接に関わっている因子として、インプットともいえる取得データがあります。そこでこのデータの特性を熟知しておくことがデータのサンプリングという点でも重要なこととなります。データ自体の分類方法は用途などで各種考えられますが地図作成を前提に話を進めていきたいと思います。データには三次元と言った空間的要素と分布という分散や集約という要素が存在します。そのうえでデータを分類すると、ポイントとしての「点データ」、一方向への広がりとなる「線データ」、二次元方向での広がりとなる「面データ」、更に三次元まで考慮した「立体データ」とそのデータの量に分類できるとされています。例として、気温や湿度、雨量などはある地点で観測されるので点データに属し、自動車が通行する道路や電車の線路はまさに線データであり、類推解釈で輸出入と言った貿易に関するデータもここに含まれるとされています。