伊能忠敬は日本地図を作るのにどうやって測量した?

江戸時代に全国の沿岸を歩きまわって、日本で初めて日本地図を作成したのが「日本地図の父」との呼ばれている伊能忠敬です。彼は1800年から17年にわたって全国を測量して回りました。その距離はどのようにして測ったかをご存知でしょうか。彼は、自分の歩く歩数を基に計算しており、目印と目印の間の距離を歩き、さらにその距離間を歩いた歩数を計算することで導き出したと言われてます。伊能忠敬の歩数は、およそ69cmだったと言われています。歩数は常に揃えて歩かなければ意味がありません。そこで彼は、常に歩幅が一定になるように日常から訓練をして意識して歩くようにしていました。そのたゆまぬ努力の結果、彼の作った大日本沿海輿地全図は、実際の日本とほぼ同じで非常に正確な地図だったことが評価されているのです。