実地調査権について

登記官による実地調査権は所有者にも及ぶそうです。
こういう調査で登記官の役割というのはどんなものでしょうか。
表示登記に関する申請があったときに、登記官の実地調査の結果が申請書の記載事項と違っていた場合には、登記官というのは、まず申請者に対して申請書の補正の機会を与えるということ、また補正が効かない場合は新たな申請をするように促すことが必要だそうです。
申請者が登記官の要請に応じないようならば、ここで初めて申請は却下するということになるそうです。
もし建物の形状が登記申請が実地調査の結果と一致しないときには、まず申請の補正を促すそうです。そして申請者が応じない場合には申請を却下するということだそうです。
その後に改めて新たな登記申請を促すそうです。それでも申請者がこれに応じない場合は、実地調査の結果に基づいて職権で表示に関する登記をすべきということになるそうです。
登記官というのは、実地調査において正確性も要求されるということだそうです。
土地又は建物の物理的状況のみを調査するということではなくて、適宜、測量機器などを用いて測量などを実施するということが必要だそうです。